任意整理の流れ一覧!任意整理をして余裕のある返済プランを組もう

任意整理の流れ

ここでは、任意整理の流れについて解説したいと思います。

このページを見ているあなたは、
返済が厳しい状況に陥っているのではないでしょうか?

クレジットカードや消費者金融への返済は大変です。

たとえ月々の収入が安定していても、
一度借りたお金を返すことは簡単ではありませんよね。

そのため、借り入れを重ね、
多重債務者になってしまう方も少なくはないでしょう。

借金の返済に苦しんでいるあなたのために、
余裕のある返済スケジュールが組める任意整理の流れについてご紹介します。

任意整理の流れを8段階で解説!

弁護士に任意整理の手続きを依頼する場合の流れを紹介します。

弁護士や認定司法書士などの事務所を探す

まず自分の代わりに手続きをしてくれる事務所を探します。

自宅近くの事務所にこだわる必要はありません。
あなたが損しないためには、
任意整理の実績が高い事務所を探すことの方が大切です。

事務所を探せるホームページがありますので、それを利用すると良いでしょう。

無料相談を行っている事務所があります。
それを利用して弁護士を探すことが出来ます。

契約、そして手続きの開始

無料相談をしてみて、自分に合う事務所が見つかれば契約を交わします。

契約後はすぐに弁護士が債権者に対して受任通知を送り、任意整理の手続きが開始されます。

受任通知を送った時点で返済はストップし、取り立てなども止まります。
この間は解決後の弁護士費用や、支払いのための積み立てを行います。

利息の再計算と過払い金請求

受任通知後は、借入先に取引履歴を開示してもらい、利息を計算しなおしてもらいます。

この計算によって、借金の減額や過払い金の発生の有無が判明します。
過払い金がある場合は、返還請求をしてもらいます。

返済プランの決定

利息を再計算した結果、借金が残った場合には今後の返済プランを契約した事務所と相談します。

自分の収入から生活費を引いて、無理なく返済できる金額を決めます。
残った借金の金額によって、他の法的手続きを進められる場合もあります。

決定した返済プランでの、和解交渉

返済プランの決定後は、弁護士や認定司法書士が各債権者と和解交渉をします。
ただ必ずしも、自分と法律家で決めた返済プランで合意できるとは限りません。
場合によっては裁判になる可能性があります。

和解合意書の作成と送付

各債権者との返済プランが確定したら、和解合意書を作成し送付します。

和解合意書通りに、毎月返済

和解合意後は、合意書通りに毎月返済をします。
法律事務所によっては返済代行してくれる場合があり、その場合は法律事務所に毎月支払いをします。

毎月の返済完了後、任意手続きの終了

和解合意書通りに全額返済完了したら、任意整理の手続きは完了します。

任意整理の流れ

それでは具体的に、任意整理の流れをご説明します。

まず、任意整理の相談は弁護士か司法書士に依頼する形になります。

探せば相談自体は無料で受けてくれる法律事務所や法務事務所があります。

私も過去に任意整理の相談をしたことがありますが、費用は一切かかりませんでした。

そのため、月々の収入と借入額のバランスが取れていないことから仮に断られてしまったとしても、負担しなければいけないお金はありません。

物は試しと考えて、相談するだけでも価値はありますので前向きに検討してみると良いでしょう。

無料相談から委任契約締結まで

法律事務所を探して任意整理の相談から契約をする場合、
あなたがしなければいけないことはそう多くはありません。

基本的に、借入先のクレジットカード会社や消費者金融とのやり取りは、すべて弁護士や司法書士の方に代理してもらえます。

そのため、任意整理の流れの大半は、あなた自身が行う必要がないと思っていても間違いはないでしょう。

大切なのは委任契約を結ぶまでの間です。
あなたの収入や借金の総額が明確にわからないと、弁護士や司法書士の方も本当に任意整理できるのか、他の方法のほうがいいのか判断ができません。

それらの判断をしてもらうために、必要書類を用意しておきましょう。

弁護士への無料相談を経て任意整理の契約を結ぶためには、以下の書類が必要となります。

必要書類

・身分証明書
・債権者一覧表
・クレジットカード、消費者金融のカード
・預金通帳
・源泉徴収票

債権者一覧表だけなじみがないと思いますが、裁判所のサイトから書式をダウンロードできます。

もし見つからない場合には、借入先の情報を業者ごとに用紙にまとめておくだけでも問題がないケースが多いです。

そして、預金以外に何かしらの財産を所有している場合、それらを所有していることがわかる書類も必要となります。

貯金以外の財産がある場合の書類

・登記謄本
・生命保険証券
・退職金の見込み額書類

代表的な書類は上記となりますので、
当てはまる方は併せて用意しておいてください。

受任通知から返済開始まで

任意整理の契約が成立したら、その後の流れであなたがしなければならないことは「返済」だけです。

ただ、あなたがしないだけで弁護士や司法書士法人の方が行っていることは知っておいて損はありません。

あなたとの任意整理契約が済んだ弁護士の方は、借入先に「受任通知」と「取引履歴開示」を行います。

受任通知とは、「弁護士や司法書士が介入するので、返済や取り立ての連絡を借りている人にしないでくださいね」という連絡だと思えば問題ありません。

そのおかげで、任意整理の依頼をした当日、もしくは翌日から仮に返済を滞納していたとしても、あなたの元に借入先から連絡が来ることはありません。

そして取引履歴を開示請求することにより、弁護士や司法書士の方はあなたがこれから返さなくてはいけない金額を再計算してくれます。

「任意整理最大のメリット」と言っても過言ではありませんが、この再計算によって将来的に発生する利息をカットできるケースが多いでしょう。

また、「遅延損害金が発生している場合にもカットしてもらえる」ケースが多くなりますので、借りているお金の元本のみ支払えば良くなる可能性が高くなります。

再計算した金額から、返済における和解案を作成し、それに借入先が応じてくれれば合意書を作成し、返済スタートです。

一般的に、受任通知から返済が再度始まるまでの期間は2ヵ月ほどと言われています。

これは取引履歴を開示する期間が、業者によって異なることから手続きが難航するケースもあるからだと言えるでしょう。

また、返済プランは一般的に36回払いとなるケースが多く、自身で借入先の指定した口座に振り込むか、弁護士にお金を支払って振り込んでもらうかを選べます。

注意点として、あなたが借りているお金の総額が、あなたの収入に対してあまりにも見合っていない場合、任意整理を断られる可能性があるでしょう。

あくまで36回払いが目安です。

元本を36ヵ月の期間、継続して返済しても問題がないほどの収入は求められますので覚えておいてください。

過払い金があった場合には和解案を提出する前辺りに請求してもらえますので、そちらも併せて備えておきましょう。

任意整理ってそもそも何のこと?

任意整理の流れと聞いても、具体的に任意整理が何のことなのかわからないこともあるのではないでしょうか?

任意整理とは、簡潔に説明すると借金の返済や取り立てを止めてもらい、弁護士と借入先の間で返済プランに関する和解案を提出してもらうことを指します。

和解案を提出して、債務者が余裕のあるスケジュールで確実に返済できる形を作るのが目的です。

そのため、月々の返済額が少なくなり、過払い金がある場合にはその返還請求ができるケースもあります。

弁護士に支払う費用があるため、お得になると言い切れるわけではありません。

ただ、毎月借金を少しずつ返済してもまったく減らない場合には、返済プランに無理がある可能性が高いのです。

その返済プランを見直して、精神的な不安や滞納に対する恐怖から解放され、堅実に返済できる日々を送ることができるでしょう。

まとめ

任意整理の流れをご紹介しましたが、
借金の返済における法的措置は素人では判断ができない可能性が高くなります。

そのため、あなたの中で「どうせ私じゃ任意整理もできないだろうし…」と決めつけてしまわないでください。

弁護士は法律のプロです。借金に関する相談も、法律事務所では日常茶飯事で行われていると考えてもおかしくはありません。

あなたに最適な借金返済法を提示してもらえる可能性もありますので、時間を作って無料相談だけでもしてみてください。

言い切れるわけではありませんが、予想以上に借金の負担が軽くなるかもしれませんよ。

【参考サイト】
LSC綜合法律事務所/任意整理の手続きの流れ(参照 2019.2.20)
http://www.shakkinseiri.jp/niniseiritetuduki/
アディーレ法律事務所/任意整理手続きの流れ(参照 2019.2.20)
https://www.adire.jp/ninni/flow/
司法書士法人杉山事務所/任意整理の手続きの流れ(参照 2019.2.20)
https://www.saimuseiri-kabarai.info/saimu/nini/flow/
法務事務所ホームワン/任意整理手続きの流れ(参照 2019.2.20)
https://www.saimu110.info/niniseiri/flow.html

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